気候見ながら、秋冬物は早めに商品確保
青柳☎０３・３６６３・９２２１
コロナ禍は私たちの取引先である衣料専門店が大きな打撃を受けました。営業を断念し、閉店を決意した衣料専門店も多いようです。現在は多くの人が移動して、観光地などに多くの人が訪れていますが、その一方で、原材料費や物流費の高騰、電気料金の値上げが生活コストを押し上げています。なかなか衣料の支出が伸びていかないのが現状です。
夏商戦は厳しい状況が続きましたが、秋冬商戦に向けて新たな気持ちで臨んでいきたい。弊社は８月のお盆明けから初秋物を売り場に投入し、９月末にはジャケットやコートを本格化させていく予定です。今年は昨年の売り筋アイテムを中心に店頭に並べていきます。８月、９月はまだ残暑が厳しいのではないかと思います。薄手のインナーを先行させて、そこからベストや羽織物、そしてジャケットへと広げていきます。
原材料高が続き、メーカーは商品を絞り込み、生産枚数を減少させています。すでに定番は品薄の状況で、売れ筋商品は追加が難しくなるでしょう。秋冬物は気候を見ながら早めに計画し、商品を手当てしていくことが大事になります。ご相談いただき、商品確保のお手伝いをしたいと考えています。（青柳茂社長）
店舗統合し、選びやすく。新商品は週３回投入
アクロス☎０３・３６３９・０８３８
７月18日より店名を「アクロス」、店舗を１店舗に統合しました。旧アンジェリーナ＆ＬＯＸ店は賃貸契約満了に伴い閉店し、店舗は旧ＭＡＸに集約します。扱い商品はこれまで同様、ミセスエレガンスの「アンジェリーナ」、ビッグサイズの「ＬＯ Ｘ」、スポーティーカジュアルの「ＭＡＸ」、ダンス用品を１階と２階の２フロアでお客様に見ていただきます。新しいアクロスにお越しいただければと思います。
秋冬物は８月１日に一気に店頭に並びます。初秋物を皮切りに順次、晩秋、冬物の商品を厚くしていきます。ミセス向けのアンジェリーナはアンサンブルを中心に、ベストやインナーなどの商品がお薦めです。ＬＯＸはビッグサイズで、カットソーなどを販売します。ＭＡＸはシャツやブラウスなどが中心です。
今年は特に売れ筋のデザインやアイテムに絞ってお客様にご提案していきます。それも週３回、月に約２００型の新作を投入します。新鮮な商品を、スピード感をもって店頭に展示します。人気の商品はすぐに売り切れてしまうことがあるかもしれません。店頭にお越しいただき、早め早めのお仕入れをお勧めします。（坂井啓祐社長）
冬物充実、「ウエダウェブ」の活用を
上田嘉一朗商店 ☎０３・３６６３・２５１１
祭りや花火大会などのイベントが４年ぶりに開催され、浴衣のほか、下駄や和装小物などの需要が一気に伸びました。メーカーでは生産を絞り込み、生地や部材などの不足もあって商品を確保することに苦労しましたが、弊社では需要を見込んでメーカーと交渉して在庫を確保しました。専門店の皆様が安心して仕入れることのできる体制を整えました。コロナ禍を経て、改めて問屋の役割を痛感しているところです。
秋冬物はお盆明けに徐々に商品を充実させて、９月からは本格的な品揃えをしていく予定です。11月に本番を迎える七五三衣装はすでに２月に展示会を開き、すでに多くの受注をいただいています。来年の展示会にも期待していただきたいと思います。オリジナル開発した「七五三被布セット」もお取引先の評判も良く、すでに予約が入っている状況です。
コートや綿入半天、お正月向けの干支商品なども充実させていきます。特に和装コートは日本製生地をセレクトしてオリジナル製作したものを提案しますので期待していただきたいと思います。
弊社のネット卸「ウエダウェブ」はほぼ全ての商品が掲載されています。ご登録されたお店には週に１回、新着商品メールを送ります。カタログ代わりに見ていただけるほか、ネットでもご注文いただけます。ご活用いただければと思います。（上田謙一郎取締役）
秋はシンプルな外出着、冬物はニット強化
ザ・センバ３（レディースほりかわ） ☎０３・３６６６・５２７２
弊社は製造卸の機能を持っています。秋物は、小売店はお盆明けから商品の仕入れが始まります。問屋を対象にしたビジネスではすでに完売した商品が出るなど、例年の売れ筋や期待できる新商品の動きは早くなっています。
今秋物はシンプルなデザインで、外出着としても使える商品が動くと考えています。そこにワンポイントのデザインや明るいカラーのカットソーなどが注目されています。不景気の中でも少しでも元気のでる商品を提案していきたいと考えています。また、パンツは１年を通して好調で、春物で好調だったプリーツガウチョを秋物素材で提供していきたい。好調に動くのではないかと思います。
残暑が続くことも考えて、秋物を追いかけ過ぎず、冬物の立ち上がりを早めていきたいと思っています。お取引先からはニット商品の相談が増えており、商品バリエーションを増やしていきたいと思います。
物価高、世界情勢など不安定な状況が続いています。弊社はお客様のニーズに寄り添った商品を生産していきます。専門店の皆様のご来店をお待ちしています。（河合雅文支店長）
多様化するお客様に満足してもらう商品提供
杉田商店 ☎０３・３６６１・７３９６
この夏はコロナ禍の入国制限が解除され、日本の品質基準の商品を求めて台湾や香港から海外のバイヤーが訪れました。海外のバイヤーに発信することでこの動きが活発化していくことを願っています。
秋物はお盆明けから徐々に売り場に投入していきます。特に新しい素材やデザインなど、消費者の感覚に訴える商品、季節を感じるカラーの商品を仕入れたいと考えています。消費者はインターネットでの購入が増えています。でもファッションは実際に手に触れて素材を確認したり、色目を確認したりすることで本当に気に入った商品を見つけ出すことができます。卸として専門店の店頭でお客様がそうした気持ちになる商品を見つけ出したいと思っています。
そのためには問屋と専門店の皆様との情報交換がとても大事です。ご自身のお店を訪れるお客様がどんな志向を持ち、どんな商品を望んでいるのか。その意見を伺うことができれば、その意向に沿った商品を私たち問屋はご提供することができます。是非、お越しいただき、皆様のご意見を伺いたいと考えています。（杉田洋専務）
人気ブランド復活。テーマごとに売り場を編集
丹波屋 ☎０３・３６６１・２１１１
お得意先様にご好評いただいていた「ナタリー・レテ」、「松尾ミユキ」のシリーズが復活しました。一時、生産メーカーの廃業で皆様にご心配をおかけしましたが、これらのブランドを継続するメーカーがあり、従来通り、バッグや洋服、雑貨などの商品を皆様にご提供していきます。
雑貨では８月から順次、冬にかけて来年のカレンダーやダイヤリー、クリスマスギフト、お正月向けの縁起物商品、雛祭りやバレンタインデーの商品を売り場で販売していく予定です。こうした定番商品の他に、丹波屋が独自に編集したコーナーも設けていきます。例えば、クリスマスをテーマに、各フロアからセレクトした商品を一カ所に集めて編集します。専門店の皆様の店頭表現の参考にしていただければと思います。
また、弊社では会員登録していただいたお取引様に毎週、メールマガジンをお送りしています。バーチャル店舗で商品を探すことができるほか、「ディスプレーのコツ」などの動画を配信しています。旬の商品はもちろん、先行して検討できる商品のほか、仕入れの裏話や商品の詳細など、メルマガでしか得られない情報を見ることができます。会員登録していただき、是非、ご活用いただければと思っています。（川畑真知子部長）
自店オリジナルタオルでイメージアップを
中央タオル ☎０３・３６６１・４０００
タオルはカラーやデザインで季節感を表現した商品もあり、それを店頭で販売する方法もありますが、名入れや刺しゅうなどで、自店のオリジナル商品を比較的容易に製作できる商品でもあります。秋冬物で衣料専門店の皆様にお勧めしたいのが、このオリジナルタオルです。顧客の皆様に自店らしいタオルを製作すれば、ノベルティーとしても活用できます。
一つには名入れタオルです。10月半ばから弊社では日本製タオルを使用し、熨斗紙付きで１枚２００円から受注しています。納期は約２週間です。白だけではなく、幅広いカラーバリエーションの中から選ぶことができます。もう一つのオススメはタオルハンカチです。お店のイメージに合わせて20色から選ぶことができ、刺しゅうを入れることも可能です。お店をイメージアップし、顧客へのサービスとして活用してはいかがでしょうか。
お正月の干支タオルや手拭いは10月初めから多くの商品が入荷します。お正月明けの初売りなどで店頭に並べれば、店頭を賑やかに演出することもできます。皆様のお越しをお待ちしております。
（内藤誠一社長）
お客様の広がり期待できる店頭の子供服
東洋衣料 ☎０３・３６６１・４８５９
この夏は物価高や電気料金の値上げなどで衣料に対しての支出が減少しましたが、子供衣料では季節商品である子供用甚平が好調に動きました。
弊社はベビー、トドラー、スクールなど、秋物はすでに７月から入荷が始まり、お盆明けからは本格的にスタートします。先行するのは毎年人気のブランド「エンジェル・ラブ」。小学校３年生くらいまでの女の子に人気のブランドで、チュール系のワンピースやスカートなどがお薦めです。「お姫様風」のおしゃれが毎年好評です。また、８月下旬にはベビーのロンパースなども店頭に並びます。冬物は10月からになりますが、定番のリボンコートは今年も人気のアイテムになるでしょう。
店舗は、２階では卸でセット商品をご用意しています。１階では単品で購入することもできます。店頭にキッズファッションを置けば、子供たちが寄ってきます。そして両親もついてくる。そうしてお客様の輪を広げていってはいかがでしょうか。また、ＬＩＮＥに登録していただければお得な新商品情報をお届けします。この秋冬にも子供たちに笑顔を届けたいと思っています。 （岡田雄志社長）
新たにウールコート、ダウン商品を販売
トーヨー☎０３・３６６３・９１４１
先日、中国の卸市場を視察してきましたが、中国製品に関して値上がりはなさそうです。昨年並みの価格で商品をご提供できるでしょう。秋冬物は年々、専門店の皆様も仕入れが早くなっており、弊社もそのご要望に応えていきます。
秋物はお盆明けから店頭に投入し、９月からは本格的に冬物商品を揃えていきます。裏起毛のパンツ、中綿のジャケットやベスト、セーター、カーディガンなど、例年人気の定番をご提供します。
そして、今年は新たにウールのジャケットやコート、ダウンのベストやコート、ロングコートを販売します。品質が良く、リーズナブルな価格でご提供できる商品を仕入れることができました。初めての取り組みですが、お取引先様の売り場に貢献できる商品だと思っています。ご来店いただき、是非、手に取ってご覧になっていただきたいと思います。
弊社の新社屋は12月下旬に竣工予定で、来年の初売りからは新しい店舗にて皆様をお迎えすることができます。新たな船出を迎えるトーヨーに期待していただければと思います。 （西沢郷社長）
創業40周年記念、秋冬新作セールを開催
内藤商事リラレーヌ☎０３・３６６３・６８７２
婦人服のリラレーヌは今年、創業40周年を迎えました。これもお取引先様のおかげと感謝しております。日頃のご愛顧に感謝して、８月16〜31日の期間、「秋冬物新作スタートセール」を開催します。ご期待ください。
秋冬物はお盆明けから徐々に拡大していきます。スタートは使い勝手のいいインナーを豊富に品揃えしていきます。薄手の羽織物、ブラウスなども上質な素材で、季節を感じるカラーのバリエーションを揃えていきます。上質な商品を適正な価格でご提供していきます。また、冬物は10月半ばから気候を見ながらジャケットやコートをご提案していきます。
今の50代、60代は20代に近い感覚を持っています。ブランド物も経験してきた世代です。彼らの感覚にマッチするデザインや素材、カラーを追求していきたいと考えています。しかし、メーカーは生産量を減少させており、良い商品はすぐに動いてしまいます。早め、早めに仕入れていただくことをお勧めします。（竹内一浩店長）
名入れタオルに魅せる熨斗紙「ノシネイト」
日東タオル ☎０３・３６６３・０８０１
各地で４年ぶりに夏の祭りやイベントなどが復活してきました。手拭いなど、別注品の受注も多くなりました。８月、９月はまだまだ残暑が厳しいといわれていますから、引き続きタオルや寝具では冷感機能の商品を販売していきます。
秋に向けて、今年は来年１月に配るお年賀として「名入れタオル」の早い発注をお勧めしています。タオルメーカーは原材料と生産コスト、輸送費の上昇の一方で、生産工場のキャパシティーが縮小しています。納期が以前よりも長くなる恐れがあります。従来は12月半ばに注文を受ければ年内納品が可能でしたが、現在はその納期が確実ではなくなりました。お取引様には11月中の発注をお勧めしています。
今年、特に皆様にお勧めしているのが、弊社が開発したメッセージ付き熨斗紙「ノシネイト」（写真）です。熨斗紙の余白部分を生かして、会社のメッセージや広告に利用するもので、オリジナルのレイアウトを印刷します。裏面にも印刷可能です。印刷代は別途必要ですが、他社と差別化して自社をアピールしてはいかがでしょうか。（鳥山大介経営企画室室長）
夏好調のアイテムを多様な素材で提案
ニューいちやま ☎０３・３６６６・４６４６
メーカーの状況を見ていると、この秋冬も商品調達が難しい状況が続きそうです。加えて、メーカーからの仕入れ価格が上昇して、昨年の卸値を維持するのは困難な状況です。その中でも昨年の売れ筋商品は早めに確保し、皆様のご要望にお応えしたいと努力しています。
初秋物は、今年は７月末から店頭に並べました。専門店の店頭では９月末頃まで夏物を引っ張ることがありますが、それと並行して初秋物から徐々に売り場に取り入れていきましょう。今年はこの夏に好調だったインナーを秋にはさまざまな素材で提案します。柔らかくて、温かみがあり、プリントの発色がいい「テンセルリバー」の商品がイチオシです。
冬物は秋物の状況を見ながらその延長線での商品展開を考えています。弊社の得意なジャケットや羽織物を充実していくほか、モヘア混のカーディガンやチュニックを取り入れていく予定です。上質な素材かつ優れたデザインで、縫製にもこだわる。店頭で単価の取れる商品をご提案します。価格が上昇している中で、お取引先様のビジネスをサポートしていきたい。そして顧客様に喜んでいただける商品をお届けしたいと考えています。 （清水次郎常務）
例年ヒットするフェイクファーがお薦め
ボルサ角萬 ☎０３・３６６１・５８０１
ここ数年、バッグは季節物ではなく通年物が売り場の主流になりました。その中で、カラーや素材などで季節感を演出することに力を入れています。この夏は保冷バッグなどが好調で、素材やデザイン、機能など特徴のある商品が動きました。また、カードケースやリュックなどはコンスタントに売れています。
秋冬向け商品は、お盆明けから本格化します。主力のバッグ類は植物柄の刺しゅうシリーズがお勧めで、バッグやポーチ、ポシェットなど幅広い商品を揃えています。また、シニョール織がアクセントになったキャリーバッグも年間を通してよく売れています。
コロナ禍でもよく売れていたフェイクファーのストール（写真）の品揃えを強化していきます。ビーズ付きなどデザインも豊富で、衣料品店や雑貨店など、どの業態の店舗でも販売が期待できる商品です。これからも毎月、新商品を投入していきます。バッグ類は季節を問わずに販売できる商品です。ぜひ、来店されて商品をピックアップしていただきたいと思っています。（永野誠社長）
肌触りのいい、ふわふわ素材の新商品を発売
丸田産業東京支店 ☎０３・３６６２・７５８１
ゴールデンウィーク明けから綿素材、七分丈、接触冷感などの商品がよく売れました。気温の上昇と共に、しばらくはこれら商品に少しずつ秋物を差し込んでいく専門店が多いようです。
秋冬物は８月下旬頃から順次入荷する予定です。ここ数年の傾向として、メーカーの動きが少しずつ早まっています。夏物に見切りを付けて、早めに秋物に取りかかり、その後はすぐに冬物を開発しています。専門店も秋物の販売時期は短く、少し肌寒くなるとすぐ冬物の仕入れが増えていきます。
冬物は９月末に本格的に展開します。オールシーズンでよく売れるバルーンパンツやワイドパンツのほか、スタイルではワイドほど広さがないワイドストレートパンツを強化します。また、ふわふわ素材で、ストレッチ性のあるストレートパンツを新たに提案します。定番品に加えて、新たなデザインにもチャレンジしていきたいと考えています。（阿部祐一支店長）
自社ブランド「エドハット」の新作に注目
マンウ ☎０３・３６６１・５０３３
旅行や外出の機会が多くなると帽子の需要も高まります。
帽子は、日差しや寒さから頭を守ってくれます。さらに、ファッションの一部として取り入れ、コーディネートの幅も広げることのできるアイテムです。
秋冬商品は８月末より順次売り場に並び始めます。秋の行楽シーズンに向け、ディスプレイとして帽子を加えると、見栄えと売上げのプラスオンにつながると思います。
初秋ではベレーやキャスケット、ハンチングなどの動きが良くなります。気温が下がるにつれて、厚手の生地やニット系のアイテムが増えて冬物の季節を迎えます。
創業時から培ってきた独自のスタイルや雰囲気を詰め込み誕生した自社ブランド「ＥＤＨＡＴ（エドハット）」にも注目していただきたい。
帽子屋だからこそわかるサイズ感やフィット感、日本製の良さを味わっていただきたいと思います。物価高が続いている中、お求めやすい価格の商品構成を心がけています。是非、商品を手に取ってご覧いただきたい。ご来店お待ちしております。（永野浩社長）
毎週、新作商品を店頭に投入
都繊維ファッションシティ ☎０３・３６６２・３８６１
秋物は７月下旬にスタートし、お盆明けから本格化します。弊社はイタリアをメインに、フランス、アメリカからのインポート物とオリジナルブランド「カバチ」を展開しています。今は単品での売れ筋商品が以前より見えにくくなっています。トップとボトムのコーディネートを皆様に提案していきます。
イタリアなどからの輸入品は現地での生産体制を整えている一方で、バイヤーがメーカーからセレクトしています。鮮度のある商品をお届けするために、毎週、新作を店頭に並べます。秋らしい色や柄、デザインに注目していただければと思います。
カバチはアジア及び国内メーカーからのセレクトで旬の商品を提案しています。すでに人気商品のカットデニムジャケット（写真）などが順調に動き始めています。またワンピースや羽織物のバリエーションも広げます。
弊社はＬＩＮＥで皆様に情報を提供しています。最近では入荷日の問い合わせが多くなりました。活用方法については是非、ご相談いただきたいと思っています。（梅原哲也部長）
